調質(冷間加工や熱処理によって展伸材の強度・成形性などについて所定の性能を得ること)の種類を質別といいますがJISでは次のように示しています。
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| 質別番号 |
定義 |
説明 |
| F |
製造のままのもの |
特に調質の指定なく製造された状態を示す。(機械的性能を規定しない。)
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| H112(R) |
熱間加工上りのもの |
積極的な加工硬化を加えず、製造されたままの状態で機械的性能を保証したもの |
| O |
焼なましたもの |
最も軟らかい状態を得るように焼なましたもの |
| H |
加工硬化したもの |
冷間加工で硬化したもの |
| H1× |
加工硬化のみのもの |
冷間加工で調質したもの |
| H2× |
加工硬化後軟化熱処理を加えたもの |
H 程度まで冷間加工後、焼なましによって調質したもの |
| H3× |
加工硬化後、安定化処理したもの |
冷間加工で調質後、低温加熱による安定化処理を加えたもの |
| T2 |
高温加工より冷却後、冷間加工をほどこし、更に自然時効させたもの |
押出材のように高温の製造工程から冷却後、冷間加工を加え更に安定な状態まで自然時効させたもの |
| T3 |
溶体化処理(焼入れ)後、冷間加工をほどこし、さらに自然時効させたもの |
溶体化処理後、冷間加工(強度の向上と平坦度、寸法精度の向上のため)を加え更に安定な状態まで自然時効させたもの |
| T4 |
溶体化処理後、自然時効させたもの |
溶体化処理後、積極的な冷間加工を加えず、安定な状態まで自然時効させたもの |
| T5 |
高温加工より冷却後、人工時効処理(焼戻し)したもの |
押出材のように高温の製造工程から冷却後、積極的に冷間加工を加えず人工時効処理させたもの |
| T6 |
溶体化処理後、人工時効処理したもの |
溶体化処理後、積極的に冷間加工を加えず人工時効処理させたもの |
| T7 |
溶体化処理後、安定化処理したもの |
溶体化処理後、応力腐食割れ性改善などの特別の性質を調整する為に過時効処理したもの |
| T8 |
溶体化処理後、冷間加工をほどこし、更に人工時効処理したもの |
溶体化処理後、強度を増加するために冷間加工を行い、更に人工時効処理をしたもの |
T9 |
溶体化処理後、人工時効処理し、更に冷間加工したもの |
溶体化処理後、人工時効処理し、強度を増加させるために、更に冷間加工したもの |
| 注)表中の×は2、4、6、8などの数字で示され、加工硬化の程度を示す。すなわち8は硬質材、4は0と硬質材の中間(1/2硬化)の加工硬化状態であることを示す。2、6はそれぞれ0と1/2硬質、1/2硬質と硬質の中間の加工硬化状態であることを示す。 |